7つの数字は「訪問 → 行動 → 成果」の順につながる

7つの数字は、来た人が予約するまでの3つの段階に分けられます。

GA4 で最初に見る7つの数字
  1. 訪問: どれだけ来たか

    ユーザー数、セッション数、表示回数

  2. 行動: どう読まれたか

    エンゲージメント、直帰率、離脱数

  3. 成果: 予約につながったか

    キーイベント(ネット予約など)

どの段階で詰まっているかで、直す所が変わります

訪問が少なければ、見つけてもらう所(検索など)の問題です。訪問はあるのに、すぐ離れる人が多ければ、ページの中身の問題。読まれているのに予約が少なければ、予約までの道すじの問題です。

例: 佐藤さんが2回来た夜

会社員の佐藤さん(仮名)が、ある夜に「開業1年目の〇〇整体院」(平日21時まで開いている、院長1人の整体院)のサイトを2回訪れました(架空の例)。この夜を例に、7つの数字を1つずつ見ていきます。

  • 1回目(19時40分): 帰りの電車で「〇〇駅 整体 20時以降」と検索し、トップページ → 料金と施術の流れ と見て、駅に着いたので閉じた
  • 2回目(23時): 眠れずに、同じスマホでもう一度サイトを開き、料金と施術の流れ → 予約のページ → 予約完了のページ と進んで、ネット予約をした
左は夕方の電車でスマホを見る女性、右は同じ日の夜、家のソファで同じスマホの予約の画面を押す同じ女性
同じ人が、同じスマホで2回来た夜(架空の例)

訪問の数字: どれだけ来たか

ユーザー数: 来た人の数

サイトに来た人の数です。見る期間(たとえば1か月)の中で、同じ人が何回来ても1人と数えます。佐藤さんのこの夜は1人です。GA4 のレポートでは「アクティブ ユーザー数」という名前で出ることがあり、初めて来た人の数は「新規ユーザー数」で見られます。

GA4 はふつう、スマホやパソコンのブラウザごとに人を見分けるので、同じ人でもスマホとパソコンの両方から来ると、2人と数えられることがあります。

ユーザー数の図。Aさんが2回、Bさんが1回サイトを訪れても、ユーザー数は2と数える
図の「流入」はサイトに来たこと、「離脱」はサイトを離れたことです

セッション数: 訪問の回数

サイトを見始めてから、何も操作しない時間が30分続くまでを、1回の訪問(セッション)と数えます。いったん閉じても、30分以内にまた開けば同じ訪問のまま、30分以上あけば新しい訪問です(30分は GA4 の初めの設定で、変えられます)。佐藤さんは、あいだが3時間ほどあいたので、セッションは2回です。

セッション数の数え方の図。同じブラウザのタブやウィンドウを増やしても1、別のブラウザなら2、30分以内にまた来れば1、30分以上たってから来れば2

表示回数: 見られたページの数

ページが表示された回数です。同じページが何回表示されても、そのたびに数えます。一般には「ページビュー(PV)」とも呼ばれます。佐藤さんのこの夜は、1回目に2ページ、2回目に3ページで、5回です。表示回数をセッション数で割ると、1回の訪問で平均何ページ見られたかがわかります。

表示回数の図。3回の訪問で、2ページ、4ページ、3ページが見られ、表示回数は合わせて9になる
図の「ページビュー数」は、GA4 の「表示回数」のことです

行動の数字: どう読まれたか

エンゲージメント: ちゃんと読まれた訪問

エンゲージメントは「関わり」という意味の言葉で、GA4 では、次のどれか1つに当てはまる訪問を「エンゲージメントのあったセッション」と数えます。全部の訪問のうち、その割合を「エンゲージメント率」といいます。

  • 10秒以上続いた
  • キーイベント(予約などの成果。この回の最後で説明します)が起きた
  • ページが2回以上表示された

佐藤さんは、1回目は2ページ、2回目は3ページ見て予約もしたので、どちらの訪問もエンゲージメントがありました。

エンゲージメントのあったセッションの3つの条件の図。10秒以上続いた、成果の行動が起きた、2ページ以上見られた
図の「コンバージョンイベント」は、今の GA4 の「キーイベント」のことです

直帰率: すぐに離れた訪問の割合

エンゲージメントのなかった訪問、つまり「1ページだけ見て、10秒もたたずに、予約などもせずに離れた訪問」を直帰と数えます。全部の訪問のうち直帰の割合が直帰率で、エンゲージメント率と足すと100%です。佐藤さんのこの夜は、直帰が0回なので0%です。直帰率が高いページは、来た人の知りたいことに答えられていないのかもしれません。

GA4 のほとんどのレポートには、エンゲージメント率と直帰率が初めは出ていません。見るときは、レポートの「レポートをカスタマイズ」で指標を足します(編集の権限が要ります)。

直帰の図。1ページだけ見て、エンゲージメントがないまま離れた訪問を、直帰と数える

離脱数: そのページを最後に離れた回数

ページごとに、1回の訪問の中で最後に見られた回数を数えたものです。佐藤さんの1回目なら料金と施術の流れ、2回目なら予約完了のページの離脱数が、1つずつ増えます。どの訪問もどこかで終わるので、離脱そのものは悪いことではありません。気にするのは、予約のページのように、先へ進んでほしいページで離脱が多いときです。離脱数は、GA4 の「探索」(自分で表を組み立てて調べる画面)で見られます。

離脱の図。Aページ、Bページ、Aページと見て、最後のAページでサイトを離れると、Aページの離脱数が1になる

成果の数字: 予約や問い合わせにつながったか

キーイベント(以前の「コンバージョン」)

ネット予約の完了や、問い合わせの送信のように、ホームページのゴールにしている行動の数です。Google のヘルプでは「ビジネスの成果にとって特に重要なアクションを測定するイベント」と説明されています。以前は「コンバージョン」と呼ばれていました(今の GA4 で「コンバージョン」は、広告の成果を測る言葉です)。〇〇整体院なら、予約完了のページが表示されたことをキーイベントにすると、ネット予約の数がわかります。佐藤さんのこの夜は1件です。

予約や問い合わせのようなゴールは、何をゴールにするかを自分で決めて、GA4 に設定します(第3回)。

成果の図。ホームページを見た人が申し込みを済ませると、成果が1と数えられる
図の「コンバージョン」は、今の GA4 の「キーイベント」のことです

佐藤さんの夜を、7つの数字で数えると

この夜の佐藤さんの数え方(架空の例)
数字この夜理由
ユーザー数1人同じスマホから来た、同じ人
セッション数2回1回目と2回目のあいだが30分以上あいた
表示回数5回1回目に2ページ、2回目に3ページ
エンゲージメント2回とも、ありどちらも2ページ以上見た。2回目は予約もした
直帰率0%直帰した訪問がない
離脱数2つのページに1回ずつ料金と施術の流れ(1回目の最後)、予約完了のページ(2回目の最後)
キーイベント1件ネット予約をした

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