3つの柱の1つめ
ペルソナ ─ 誰に売るか
小さな会社が全員に売ろうとすると、誰にも届きません。まず、たった1人の顧客を、困っている場面まで具体的に描くところから始めます。
読む順番
上から順に読むと、ペルソナを作り、現場で確かめ、検索語や AI への質問に生かすところまで進めます。6本目は、業種ごとの記入例です。
ペルソナとは
ペルソナとは、商品を届けたい顧客を、1人の具体的な人物として描いたものです。ターゲット(客層)との違いを整体院の例の図で示し、「困っている場面」まで描く理由、小さな会社が1人に絞る理由、よくある誤解への答えをまとめました。
ペルソナの作り方
「誰に売るか」を決めるペルソナの作り方を、5つの手順で説明します。年齢や職業より先に、顧客が困っている場面から描きます。開業1年目の整体院の記入例と、書き出す項目、チェックリストつき。
顧客の課題を1文で言う
起業や新しい事業では、商品のアイデアより先に顧客の困りごとを言葉にします。「誰が・どんな場面で・何に困っているか」の型で課題を1文にまとめる手順と、よくある失敗、掘り下げ方を、開業1年目の整体院の例で説明します。
ペルソナを現場で確かめる
描いたペルソナが思い込みになっていないかを、現場の聞き取りで確かめる方法を説明します。商品を売り込まずに「今の対処法」を聞く4つの質問と、聞いた結果から続けるか直すかを決める目安を、開業1年目の整体院の例でまとめました。
ペルソナから検索語と AI への質問を作る
ペルソナがふだん使う言葉から、検索窓に入れる検索語と、AI に投げる長い質問を作る手順を説明します。開業1年目の整体院を例に、3つの切り口での検索語の作り方と、疑問ごとに答えるページを決める整理表の作り方を紹介します。
ペルソナの例(業種別)
カフェ、美容室、税理士事務所、工務店、ネットショップ、会社に売る Web 制作会社。小さな会社の6つの業種で、困っている場面から描いたペルソナシートの記入例を紹介します。人物はすべて架空です。
ペルソナシートの見本
開業1年目の整体院が描いた、顧客1人のペルソナです。年齢や職業より先に、困っている場面を書いています。作り方は「ペルソナの作り方」で説明しています。
記入例開業1年目の整体院が描いた顧客
肩こりで眠れず、仕事帰りに通える整体を探す会社員
佐藤 美穂さん(仮名)・38歳
課題の1文
1日中パソコンに向かう会社員が肩こりで夜に眠れない日に仕事帰りの20時以降に通える整体がなくて困っている
手順2状況 ─ 困っている場面
- 困っている場面
- 月末は1日中パソコンに向かい、会社を出るのは20時ごろ。駅の近くの整体は、もう閉まっている。帰って布団に入っても肩と首が重く、夜中まで眠れない。
- 本当に欲しいもの
- 休日をつぶさずに体を整えて、朝までぐっすり眠りたい
- 今の対処法
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- 市販の湿布を貼って、しのいでいる
- 月に1〜2回、休日にもみほぐしの店へ行く
- 整形外科では「異常なし」と言われた
手順3人物像 ─ どんな人か
- 仕事
- 地元の会社の経理事務
- 住まい
- 〇〇駅から電車で2駅の賃貸マンション
- 家族
- 夫と2人暮らし
- 価値観・性格
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- 多少の不調は、がまんしがち
- 強い勧誘が苦手。納得してから通いたい
- ふだんの行動
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- 平日は9時〜19時半。月末は20時ごろまで残業
- 初めての店は、口コミと料金を見てから予約する
- 情報との接点
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- 帰りの電車で、地図アプリの口コミを見る
- 眠れない夜に、スマホで検索したり AI に聞いたりする
手順4この人が使う言葉
- 〇〇駅 整体 20時以降
- 〇〇駅 整体 夜遅くまで
- 肩こり 夜 眠れない
- 整体 もみほぐし 違い
AI への質問デスクワークの肩こりで、夜に眠れません。もみほぐしでは、すぐ元に戻ります。整体と整形外科、どちらに行けばいいですか?
ペルソナが決まったら、次の柱へ
ここで描いた1人が、2つ目の柱「ビジネスフレームワーク」で勝てる場所を探す材料になり、3つ目の柱「SEO・AIO」で選ぶ言葉のもとになります。
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ペルソナ
誰に売るか
顧客1人を、困っている場面まで具体的に描く。その人の悩みと、悩みを表す言葉をつかむ。
いまここ
改善の輪 3 で集まった反応(検索語、問い合わせ)で、1 のペルソナを見直します。描き直すほど、狙いが確かになります。