このサイトの目的

2008年に会社経営の世界に飛び込みましたが、当時は何もわからず毎日試行錯誤の繰り返しでした。これから起業する方の役に立てばと思い、私が起業してから実際に経験した成功や失敗から学んだことをコンパクトにまとめることにしました。

私が起業したころは今ほどインターネットが発達していませんでしたので、情報の取得に苦労しました。当時の私が選んだ方法は、書籍を読んで勉強することでした。現在もそれは継続していますが、実用書から資格取得の教科書まで様々な本を読み漁りました。

結果行きついたのが、起業する前に最低限の経営学を学んでおけばよかったなということです。

起業したばかりの小さな会社は、資金も人手も知名度も大手にかないません。それでも、「誰に売るか(ペルソナ)」を決め、「どこで、どう勝つか(ビジネスフレームワーク)」を見極め、「どうやって見つけてもらうか(SEO・AIO)」を押さえれば、大手と同じ土俵に立たずに戦っていけます。

「起業の経営学」は、この3つの柱を理解し、これから起業する方や起業して間もない小さな会社が自分の事業で使えるところまで、順番に学べるようにまとめたサイトです。

3つの柱で戦う

このサイトでは、小さな会社が身につけたい経営と集客の知識を、次の3つの柱に整理しています。3つは別々の科目ではなく、1から3へとつながる1本の流れになっています。

  1. ペルソナ ─ 誰に売るか

    顧客を1人の具体的な人物として描き、その人の悩みと、悩みを表す言葉をつかみます。

  2. ビジネスフレームワーク ─ どこで、どう勝つか

    3C分析、SWOT分析、ファイブフォース分析などで市場と自社を整理し、大手が来ない「すきま」と自社の強みを見つけます。

  3. SEO・AIO ─ どう見つけてもらうか

    ペルソナが検索やAIに投げる質問に答えるページを作り、検索結果とAIの回答で選ばれる状態を作ります。

ペルソナが決まると、フレームワークで「その人にとっての価値」を比べられるようになります。フレームワークで見つけたすきまが、SEOで狙う検索語と、AIに答えてほしい質問になります。そして、SEO・AIOで集まった反応(検索語や問い合わせ)が、ペルソナの見直しへと戻っていきます。

何から順に手をつければよいか迷ったときは、サイト全体の地図である「はじめての方へ」からご覧ください。

経営とITの融合を前提に考える

起業の成功にはIT経営が不可欠

IT経営とは、経営とITの融合を前提に経営戦略や事業戦略を策定することです。一般的には、「ITを戦略的に使いこなし、競争力や生産性の向上を実現し、経営力アップすること」と説明されています。経済産業省では「IT経営」を以下のように定義しています。

IT投資本来の効果を享受するためには、目的なく、単に現業をIT化するだけでは、不十分であり、自社のビジネスモデルを再確認したうえで、経営の視点を得ながら、業務とITとの橋渡しを行っていくことが重要です。このような、経営・業務・ITの融合による企業価値の最大化を目指すことを「IT経営」と定義します。

経済産業省 中小企業IT経営力大賞ポータルの情報を国立国会図書館が保存した2019年3月2日時点のページ IT経営とは(新しいタブで開きます)

私自身、出身大学が情報工学部でしたし、最終的に選んだ仕事もシステムエンジニアでしたので、何の抵抗もなく創業時から積極的にITを活用していました。特に請求業務などのバックオフィスは特に力を入れていましたので、少ない従業員で仕事をこなすことができました。

現在でも初めて会う顧客、特に年配の方には「従業員数は何人なのか?」と聞かれることがあります。想像より少ない人数を答えると「規模の小さい会社」だと思われているなと感じることがよくあります。

確かに従業員数が多い会社は、それを維持するための規模も大きくなります。売上も多いですが、たくさんの従業員が働くためのスペースも必要になるため家賃などの固定費も増加します。

一般的な会社が10人でやっていることを1人でやれるのであればかなり利益がでます。そのためには、「IT投資」が必要になります。

IT経営の最初の一歩は自社サイトです。「コーポレートサイトを作る」「ホームページを運用する」で具体的な始め方を解説しています。

経営に積極的にITを取り入れ、高い生産性が実現できれば「利益」が出ます。その利益をさらに投資に回します。

これを繰り返すことができれば、短期間で経営が安定します。

経営者として常に「利益」を出すことを徹底的に考えることを心がけましょう。

自社サイトなどのWebの土台を整え、検索エンジンやAIを通じて見つけてもらう仕組みを作ることは、3つの柱の「SEO・AIO」にもそのままつながります。少ない人数で効率よく事業を回し、継続して集客していくためにも、経営とITの融合は小さな会社の重要な武器になります。

お金と制度も、起業の土台として

3つの柱で事業の戦い方を固めるのとあわせて、公的な制度や資金調達といった「お金と制度」の知識も、起業を支える土台として押さえておくことが大切です。

助成金・補助金を積極的に活用する

助成金や補助金は、特定の会社のために政府がお金を出してくれる制度ではなく、国や地方公共団体が政策目標を達成するために、その趣旨に合致する事業を公募・選定して費用を給付する制度です。国の政策を推進するための動機付けですので、起業の成功のためにも積極的に活用するべきです。

また、助成金や補助金の受給が決定したということは、国や地方公共団体から事業計画が認められたことになり、金融機関などから信用を得て融資を申し込む際にも有利になります。具体的な制度の種類と活用の仕方は「補助金を活用する」「助成金を活用する」で解説しています。

自己資金があっても融資を受ける

消費を目的とする「借金」と、事業で利益を生むための投資資金である「融資」は違います。金融機関から融資を受けられるということは、作成した事業計画書が優れているという評価でもあります。

信用でお金を借り、レバレッジを効かせて自己資金以上の規模で事業を行うことで、事業の成長速度を早めることができます。また、少額でも借り入れて計画通りに返済した実績を作っておくと、「お金を貸しても問題ない」という信用になり、今後の融資が受けやすくなるメリットもあります。創業融資の種類や申込みの準備は「融資・資金調達」で解説しています。

金融機関や公的機関に見せるための「事業計画書を作る」手順や、資金調達・制度活用・組織づくりの知識は「起業の土台」にまとめています。

運営者と著者

「起業の経営学」は、株式会社SESH(新しいタブで開きます)が運営しています。サイト内の記事や講座は、代表の大塚悟志が起業してから経験した成功や失敗と、IT・経営・Webマーケティングの実務および体系的な学びをもとに執筆しています。

運営会社
株式会社SESH(新しいタブで開きます)
著者
大塚 悟志(経営者/ITコーディネーター)

2008年に個人事業を開業し、翌2009年に株式会社SESHを設立しました。鹿児島市のニュービジネスプランコンテストで2年連続大賞を受賞した経験があり、経営全般の企画・管理のほか、Webマーケティングやディレクション、顧客の経営コンサルティングを担当しています。

著者の詳しい経歴や実績は「著者紹介」で、保有資格の内容とこのサイトの記事・講座との関わりは「資格・検定の紹介」で解説しています。