コア アップデートとは

Google は、検索結果の順位の決め方を、ふだんから少しずつ直しています。その中でも、年に数回行う大きな見直しを、コア アップデートと呼びます。Google の説明は次のとおりです。

Google では年に数回、検索アルゴリズムとシステムに重要かつ大規模な変更を加えています。このような変更を「コア アップデート」と呼んでおり、変更があった場合は、Google 検索におけるランキング アルゴリズムのアップデート履歴のリストに掲載しています。

コア アップデートは、全体として、有用で信頼できる結果を検索ユーザーに提供するという Google の使命を果たすことを目的としています。これらの変更は広範囲にわたるもので、特定のサイトや個々のウェブページを対象とするものではありません。

Google 検索のコア アップデートとウェブサイト(新しいタブで開きます)(Google 検索セントラル)

つまり、役に立つ結果を出すために、順位の決め方(アルゴリズム)を全体として見直すもので、特定の店をねらった罰ではありません。始まった日と終わった日は、Google の「検索ステータス ダッシュボード(新しいタブで開きます)」に載ります。

Google は、これを「おすすめのレストラン20軒のリストを書き直す」ことにたとえています。新しくよい店が見つかれば、リストに加わり、ほかの店の順位は下がります。でも、下がった店が「悪い」わけではありません。また Google は、ほとんどのサイトは、コア アップデートを気にかける必要はないとしています。反対に、役に立つページを足し、直していけば、見直しのときに上がることもあります。

Google が目指してきた方向

アップデートのたびに目先の対策に飛びつくより、Google が一貫して目指してきた方向を知っておくほうが役に立ちます。Google が公表している主な変化は、次のとおりです。

  • 2011年〜 質の高い、独自のページが上に出るようにする仕組みが入った(2015年から、順位を決める中心の仕組みの一部)
  • 2012年〜 順位を上げるための不正なリンクに対処する仕組みが入った(2016年から、中心の仕組みの一部)
  • 2015年〜 スマホで見やすいページを重視するようになった。2023年10月には、スマホで見たページを基準に登録する仕組み(モバイルファースト インデックス)への切り替えが終わった
  • 2022年〜 検索のためではなく、人のために書かれた、独自の役に立つページを上に出す仕組みが入った(2024年3月から、中心の仕組みの一部)

順位が動いたときの4つの手順

コア アップデートのあとで順位が下がったと感じたら、慌てて直す前に、次の順番で確かめます。Google の公式の説明にもとづく手順です。

順位が動いたときの4つの手順
  1. 終わるのを待つ

    終わってから1週間以上たってから見る

  2. 前後の週を比べる

    どのページと検索語が動いたかを見る

  3. 大きく下がったページを見直す

    読む人の役に立っているかを確かめる

  4. 直したら、長い目で待つ

    次のアップデートまで待つこともある

小さな下がりなら、大きく直す必要はありません

  1. 終わるのを待つ

    コア アップデートは、始まってから終わるまでに日数がかかり、その間は順位が落ち着きません。検索ステータス ダッシュボードの表で、コア アップデートの行の、始まった日と終わった日を見ます。Google は、終わってから1週間以上待ってから、Search Console(自社のページの検索での成績を確かめられる、Google の無料の道具。第6回)で確かめるようすすめています。

  2. 前後の週を比べる

    アップデートが始まる前の1週間と、終わって1週間たったころの週を比べ、どのページと、どの検索語の順位が動いたかを見ます。Search Console をまだ使っていないなら、ねらっている検索語で実際に検索して、何番目あたりに出るかを見るだけでもかまいません。Google は、2位から4位のような小さな下がりなら、大きく直す必要はない(うまくいっているページは変えないほうがよい)としています。

  3. 大きく下がったページを見直す

    4位から29位のように大きく下がったときは、そのページが読む人の役に立っているかを見直します。第4回の4つの点(疑問に最初に答えているか、自社の経験や実例があるか、根拠を示しているか、だれが書いたかがわかるか)で点検し、同じ検索語で上に出ているページと見比べます。自分と関わりのない人に読んでもらい、率直に評価してもらうのもよい方法です。

  4. 直したら、長い目で待つ

    「SEO に悪いと聞いたから消す」のような、その場しのぎの直しはしません。読む人のためになる直しをします。効果が出るまでには、数日のこともあれば数か月かかることもあり、次のコア アップデートまで待つこともあります。待つ間は、毎日順位を気にするより、次のページを書きましょう。

閉店後の整体院で、院長が机に座り、タブレットに映した自分のページを落ち着いて読んでいる。机の上には、青緑のチェックが付いたノートと、湯気の立つお茶
順位が大きく下がったページを、閉店後にお客さんの目で読み直す院長(架空の例)

サイトの使いやすさも整える

中身(第3回・第4回)に加えて、スマホでの見やすさと、表示の速さも見られています。

スマホで見やすくする

Google は、スマホで見たときのページの中身を使って、登録し、順位を決めています(モバイルファースト インデックス)。2023年10月に、この切り替えが終わったと発表しました。また、スマホで正しく表示されるかを、よいページの体験を確かめる質問の1つに挙げています。パソコンで見て満足せず、必ずスマホで確かめます。

表示を速くする

Google は、読み込みの速さ、操作への反応の速さ、表示が途中でずれないか、の3つを測る指標(Core Web Vitals)を、順位を決める仕組みで使っています。ただ、いちばん大事なのは中身です。

Google 検索は、ページ エクスペリエンスが平均を下回るコンテンツも含め、常に最も関連性の高いコンテンツが表示されるように設計されています。ただし多くの場合、検索語句に一致するヘルプフル コンテンツが多数存在するため、その中で検索結果でのランキングを上げるには、優れたページ エクスペリエンスを実現していることが重要になります。

ページ エクスペリエンスが Google 検索の検索結果に与える影響について(新しいタブで開きます)(Google 検索セントラル)

つまり、使いやすさ(ページ エクスペリエンス)は、中身が同じくらい役に立つページ(ヘルプフル コンテンツ)どうしで差がつく所です。「よい中身が土台、使いやすさは差をつける決め手」と覚えておけば、順番を間違えません。

スマホでの見やすさと表示の速さのために、小さな会社がまずできるのは、次の3つです。

  • 写真のファイルを軽くする(スマホで撮ったままの大きな写真を、そのまま載せない)
  • 大事な文字は、画像の中に入れず、ふつうの文字で書く
  • スマホで、文字の大きさ、ボタンの押しやすさ、並び方を確かめる

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